Seat取り付け記

"Roadster Racing Modify Project"第2弾!


今回はシートに挑戦!!

シートって言ってもたくさんの種類があります。しかぁし、レーシーな男は黙ってフル
バケットで無ければなりません。しかも色は赤と昔から相場は決まっています。
さらに、ミーハーな私としては、ブランドも重んじる必要があります。まず考えたのが
「SPARCO Rev」。これならTAITAで安く売ってます。しかし、事前情報
によると、177cmの私の体型ではグッドドライビングポジションが取れそうに無い
感じでした。しかも、なんと私が苦労して付けた「オクヤママイティーロールバー」は
ハードトップ固定用金具との干渉を避けるために他よりも前にアーチがあります。つま
り、さらにドラポジは悪化してしまう。
シートは欲しいが、ドラポジ悪化は避けたい。う〜〜ん、どうしよう。取りあえず車内
寸法を計ってみることにしました。それによるとノーマルシートの高さは78cm、幅
は48cmでした。(奥行きは忘れてしもうた)
何とかなりそうで、なんともならなそうな微妙な数字だ。まあ、この際買うだけ買っち
ゃってダメなら削っちゃえっていう超お気楽な発想にたどり着いたのは毎度ながら。
さて、この頃ちょうど本年度DemonTweeksを入手しまして、毎晩ニタニタと
読んでおったんですが、ここで、運命の出会いがありました。OMP VID2です。
か、かっちょいい。しかもFerrari F355 Challengeに付いてる
シートと同じというでは、ありませんか!
「神はOMPにしなさいとおっしゃっている」私はそう直感しました。
しかし、まだまだお金が貯まってません。なにしろベルトも一緒に買おうと思ってるの
で。仕方なく、時を待つことにしました。

こうして、わたしのシート取り付け記は始まったのです。



1997/03/28
朝、目が覚めた瞬間だったんです。
「あ、今日中に買わないと消費税3%に間に合わないかも知れない」
本当はDemonTweeksで買おうと思ってたんだけどTAITAのほうが安い。
DemonTweeksで275ポンド、TAITAは46800円なのよねん。
「消費税3%のうちに買い物しましょ」にまんまとのせられとるなあ。
金額にして1000円違うしね。というわけで、朝から電話しました。すると在庫はあ
るみたいだし、しかも今日中に振り込めば消費税3%らしいです。
迷わずに申し込んで、早速銀行へ。ふぉっふぉっふぉ。


1997/04/02
家に帰ると、部屋の中にでっかい段ボールが。お、OMPって書いてある。やっほー。
着替えもせずにさっさと開け始める。おお、赤い。すげえすげえ、かっちょいい、うっ
とり。
で、まだ、車に付けてないからなんとも言えないけど軽くインプレを。
   ・とにかく軽い。片手でひょいっと持てるくらい。
   ・自分のおケツにジャストフィット。
   (わたしのおケツって大なんす。MSの旧フルバケ
    は入りましぇん、いや、入ったら抜けないとも言う。)
   ・ショルダーサポートが少し柔らかいかな?FRPだし。
   ・やや猫背気味なので、自分の腰で長距離は辛いか?
   ・ネジは付いてなかったけど(セコイぞ)家にあった8mmのネジが
    ぴったしかんかん!!
   ・思ったよりデカイ。でもサイズはDemonTweeksに書いて
    あったのと同じだった。あのカタログは意外に正しい数値だ。
   ・パッド類は全部外せる。また、カバーも外せるので本体を削る場合も楽々。
で、取りあえず座ってコーヒーを飲んだ私。あ、嫁さんが呆れてる。


1997/04/05
この日はシートを車に入れて寸法を確認したのですよ。まずは、純正シートを外して(
重い)裏っかえしにして、シートレールを外しましょ。おお、こんな構造になってたの
か。文では説明できんな。しかし裏は結構さびさびだねえ。といってるうちに外れまし
た。さて、まずフロアにレールを付けずに直接シートを置いてみましょう。よいしょっ
と。おお、すげえレーシーじゃん。では座ってみましょうか。う〜ん、いい!これだけ
低いと余裕のドラポジ。良く考えたらノーマルシートよりもかなり薄い分、後ろに座れ
るんだよね。内張りとはちょっと干渉する程度だし。では、シートレールを付けてから
シートを置いてみますか。よいしょっと。ありゃりゃ。かなり位置が高くなっちゃった
よ。ヘッドレスト上部がロールバーから出ない程度。ちょっとかっちょ悪いなあ。どう
にか加工して低くするかな。でもこれより低くするとスライドレバーとかワイヤーに干
渉するんだよね。まあ、固定式だと思えばいいのかな。では、座ってみましょう。お、
意外と広いぞ。ドラポジも余裕だね。すげえすげえ。ただ、ドアの内張り&センタート
ンネルに少し干渉するなあ。どうにかなりそうではあるけど。まあ、よしとするか。ど
うやら、サイドマウントを若干加工すればいけるような気がしてきたぞ。あとは部品を
発注して取り付けるだけだね。ふっふっふ。ちょっと離れてから眺めると、うっとり。


1997/04/19
ついに、サイドマウントを完全自作する事に決定!
DIY店「ジャンボエンチョー」に駆け込む。頭の中に思い描いているイメージは、長
いL字型金具に平板を固定し、L字型金具とシートレールを、平板とシートを固定しよ
うというもの。

まず、L字型金具の選定。本当は鉄のほうが安心だけど、軽さ&加工のし易さからいっ てアルミにしたいところ。またFIAの基準モノはアルミの5mm(鉄は3mm)なの で、安全性からいっても5mmにしたい。シートのサイドの穴の間隔は28cm。売っ てる5mm厚のアルミL字金具は30cmの長さしかない。ちょっと長さが足りない。 仕方ない3mm厚にしよう。まあ問題ないでしょう。(5mmの方が絶対良いです) で、次は平板。これは5mm厚にしてみた。あとはネジ類も買って掛かった金額は40 00円弱。思ったより高いけど、まあいいや。 というわけで、おうちに帰って作業なのです。まず、L字金具をシートレールと合わせ つつ切断。長さは36cmにしました。ほんで、次にこの金具に穴を開けてシートレー ルに固定してみました。なんとなく様になってきたなあ。で、シートを仮に載せたとこ ろで気が付きました。「あ、右にオフセットされてる・・・・。」 そうなんです、どうやらシートレールのセンターは2〜3cm程右側にオフセットされ てるんです。しかも、ノーマルのシートレールを流用すると、座面は純正とほとんど同 じ。う〜ん困った、どうしよう。と言っているうちに日が暮れてしまい、今日の作業も おしまい。今後の対策も考えてるんですが、それは次回のお楽しみ。 1997/05/17 前回の作業から早1ヶ月、ようやく時間が出来ました。この辺りが妻子持ちの辛いとこ ろ。さて、今回はいよいよシートを取り付けましょう。 まず、シートレールセンターオフセット値の計測から。水平器等を使い、正確かつ適当 に測ったところ右側に1.5cmずれている模様。そこでなるべく左に寄るようにシー トを取り付けたい。しかし、ここで問題になるのが、センタートンネルとシートとの干 渉。そこから左には寄れない。う〜んどうしよう。そーだ、カーペットの下の遮音材を 取っちゃおう。というわけで、むしり取りました。お、結構寄るようになったぞ。で、 ここからは部品を現物合わせで組み立てていきます。5mmのアルミ板くらいなら、比 較的簡単に加工出来ます。で、あとは組立行程。シートレールまでを合体させて、各部 の具合を見る。うん、これならスライドも出来そうだし、なかなかいい塩梅です。持っ てみると結構重い。シートレールが重いみたい。これでサイドマウントをアルミではな く鉄にしたらかなりの重量になりそう。アルミにしてよかったかも。 さて、車への取り付け。これはただ単に、純正のネジを使用すれば終わり。その後、各 部のネジを締め込んでいく。で、完成!!!ぱちぱちぱち!!かっちょいい。Vスペに 赤シートは似合わないかと思ってたけど、結構いい感じです。うっとり。
まず座ってみましょう。ドラポジは、最初ちょっとしんどいくらいだったけど、FRP のしなりを利用して、もう1ノッチ下げたところ、ぴったり。う〜ん、これなら完璧じ ゃん。でもシートのうしろはロールバーにくっついてます。 シート位置は多少まだ右に寄ってるように見えるけど座ったら全然分からないですね。 あと、ショルダーサポートが内張りに若干干渉してます。でもドアは閉まります。 座り心地はとても良いです。肩を支えてもらってる感じ。ギアチェンジは純正シートよ りやり辛くなってしまいましたが慣れればどうということはないレベルです。 期待していた着座高は純正とそんなに変わらなかったです。ちょいと低くなったくらい かな。純正のシートレールを使用する限りこれ以上低くするのは無理ですね、多分。 でもスライド機構を生かそうと思えばこれ以上低く出来ないのも確かだと思われます。 ショップのレールはマージンも取ってあるだろうからさらに高くなっちゃうんじゃない かな? さて、軽く走ってみますか。 まず直線。ホールド感がありますね。いい感じいい感じ。(^^) 気分も良いです。人に見える部品を換えた時の醍醐味ですね。ひっひっひ。 では、そろそろ交差点を左折してみましょう。 おおおお!!!凄い凄い!!!このホールド感!!! 車の挙動が全て掴めてるような感覚です。(世間では錯覚とも言います。) 交差点を曲がるだけでこんなに楽しいとは・・・。 1999/05/05 作成から2年経ちますが、その後の印象を。 まずホールド感はかなりあります。サーキットで走っても身体がブレない分、ドライビ ングに集中できます。 長距離を走っても腰全体を面で捉えてくれるので腰痛持ちでも安心です。ただしシート によっては合わないものもあるので、買うときには試しに座ってみることをオススメし ます。(理想はしばらく走ってみること) さて、今回は少し加工を施してみました。 ショルダーのドアの内張りと、ヘッドレストのロールバーへの干渉を軽減する為、シー トのFRPシェル自体を削りました。
まずドアの内張りに干渉する部分を削りました。内張りが破れるほどの強い干渉ではな かったのですが、気になっていたので。
ヘッドレスト部も削りました。あんまりキレイな削りかたではないですが、あんまり削 り過ぎてもシート自体の剛性が落ちちゃうしね。 今後動きがあればまたレポートします。 まとめ 使用工具 ・ディスクグラインダ ・電動ドリル ・ラチェットレンチ ・ラチェットめがね 材料 ・L字アルミ板(3mm * 50mm * 50mm * 1000mm) ・アルミ板(5mm * 50mm * 300mm)* 2枚 ・ネジ(8mm * 15mm) * 4 (シートレールとL字アルミ板の固定用) ・ネジ(8mm * 20mm) * 8 (アルミ板とL字アルミ板の固定用) ・ネジ(8mm * 25mm) * 2 (シート前部とアルミ板の固定用) ・ネジ(8mm * 30mm) * 2 (シート後部とアルミ板の固定用) ポイント ・シートは前を多少浮かして固定するといい感じ。 ・センタートンネル部の防音材はむしり取る。 ・使用したネジはボルト部が13mmという変則的な大きさだった。 ・ラチェットめがねがないと作業が辛い。 ・強度を考えるとL字板は5mm厚のほうがよいと思う。