Prologue
「今度のゴールデンウィーク、軽井沢に行くけど一緒に行く?」
この義父母の誘いにホイホイ付いていくこととなった今回の小旅行。
義父母と一緒ということは、「ほとんど金が掛からない、しかも子守り付きの旅行」を意味する
のだ。現在の我々夫婦にとって、こんなに素晴らしい旅行は他にない。(笑)
最初は車で行こうかとも言っていたのだが、なにしろ浜松からはめちゃめちゃ遠い。
小牧まで東名、そこから中央道と長野道を通って更埴、さらには上信越道で碓氷軽井沢までの、
所要時間5時間20分(順調に行って)、片道走行距離414.2kmの果てしない旅なのだ。
しかもGWの真っ只中、好き好んで渋滞に突っ込んでいくようなものである。
というわけで、ここは金にモノを言わせて(もちろん私の金ではない(笑))豪華!新幹線の旅
と相成ったのだ。
新幹線だと、浜松−(ひかり)−東京−(あさま)−軽井沢で、所用時間2時間52分である。
しかも渋滞ゼロ!
しかし、もちろん短所もある。値段である。
ここに比較してみよう。
大人4人で行く軽井沢
車
高速代(往復) 17600円
ガソリン代(概算)10000円
合計 27600円
新幹線
チケット(復割) 19436円(1人)
合計 77744円
すごい、すご過ぎる差だ。(^^;;;
自分で行くなら、間違いなく車であろう。(ラッキーちゃちゃちゃっ、うー)
Chapter1 人生初の快挙、軽井沢上陸!
いよいよ、出発の朝である。天気は悪い。雨がちらほら・・・・。
新幹線は13:02に浜松駅だ。
こんなにゆっくり出るのに、渋滞の心配をしなくても良いのがうれしい。
昨晩、旅行の準備で遅くなった上に、今朝も早くから怪獣菜々子に叩き起こされ(文字どおり叩
き起こされた。(笑))半分頭がボォーっとしているが、いつものことだ。
この日は朝から、菜々子を昼寝させないという作戦に出た。
こうしておけば、新幹線に乗った途端、お嬢はあっという間に眠りに落ち、我々は苦労なく新幹
線ライフを堪能できるという寸法なのだ。で、その狙いはまさにドンピシャであった。(笑)
定刻どおり浜松駅を出発したひかりは、静寂のまま東京駅へ。ふふふふふ。
さて、ここからはいよいよ私にとって未知の領域だ。なにしろ、軽井沢なんぞ九州育ちの私にと
っては、「滅多なことでは行けない遠い場所」だったのだ。それが3時間足らずで行けるように
なるとは。人間、遠くに就職してみるものである。(^^;;
東海道新幹線の改札を抜けるとすぐ近くに長野新幹線の改札があった。意外な近さにちょっとび
っくり。さて、ここをくぐるといよいよあさまへと乗り込めるのだ。
新幹線あさまは、カモノハシみたいな風貌で、フレンチトリコロールカラーを纏っている。
車内にはスチュワーデスみたいなお姉様が乗り込んでいて、どうやら弁当なんかを売っている模
様。新しいだけあって、そこそこおしゃれではあるが、基本は東海道新幹線と似たようなもので
あった。ただし売りに来る物は豊富で、「パエリヤ弁当」「チーズ&クラッカー」「ワイン」な
どもある。高崎−軽井沢間では、オギノヤ「峠の釜飯」も売りに来た。
そしてついに軽井沢へ到着。
Chapter2 軽井沢って・・・
軽井沢駅はとても新しい駅であった。しかしとても新幹線駅とは思えないほど小さい。
駅を出たところには、長野五輪のカーリングモニュメントが建っていた。どうやら軽井沢にはカ
ーリングの会場があったみたいだ。というわけで撮ったのが、上の写真である。(軽井沢の雰囲
気が全く伝わらない写真だ。(笑))
我々が泊まるホテルは北軽井沢にあるので、そこまで行かねばならないのだがこれが結構遠い。
なにしろここは長野県なのに、北軽井沢は群馬県なのだ。バスで1150円/人といえば分かっ
てもらえるだろうか。
ちなみに、みんなが頭に思い浮かべる「軽井沢」は「旧軽井沢銀座」という通りで、ここ(軽井
沢駅)から歩いて20〜30分の場所である。
さて、バスで行くか、タクシーで行くか考えよう。
バスだと4人で4600円、タクシーだと6230円である。私の感覚だとバスになるのだが、
上の世代の考えだとタクシーになるらしい。(ラッキーちゃちゃちゃっ、うー。)
しかし、ここはタクシーで行って大正解であった。
なにしろ、道が渋滞しまくりなのだ。ベタッと長ーーく繋がっている。タクシーの運ちゃん曰く
こんなに渋滞するのはGWと8月だけで、ここまで混むと何をするにも半日掛かるらしい。
と言いつつ、運ちゃんは観光客の知らない裏道を突き進み、我々をホテルまで運んでくれたので
あった。
途中、「ここが鳩山さんの別荘」「ここが中曽根さん」「この奥が田中角栄」と言う感じで教え
てくれるのだが、現実離れし過ぎて実感が持てない。ただ「へぇ〜」というのみである。
ただ一つ言えるのは、ワイロが無い限りあの別荘は建つはずがないということである。(笑)
ちなみに、一般的な土地と建物込みの物件で8000万円だそうだ。(しばし言葉を失う)
貧富の差と腐敗政治を感じつつ、車はホテルに到着。
ホテルに入ると、まず大浴場である。
しかし軽井沢が温泉地だということを初めて知ったぞ。(^^;;
菜々子と一緒に入ったのだが、お嬢は熱い風呂に強い。親より強いかも(笑)
どうやら大きい風呂がうれしいらしく、上機嫌に「あーあー」盛り上がっている。
元気があって大変よろしいのでしばらく野放しにしておこう。(^^;
風呂から出ると、日本酒を飲みつつ、夕食を食べる。
うーーむ、これが日本人の極楽。 (*^^*)ひっく
日本酒はちょっと甘くて、食事には向いていないが、吟醸のくせに720mlで900円(しか
もレストランでの値段)なので許す。
こうしているうちに、1日目は幕を閉じるのであった。
Chapter3 雨の軽井沢
2日目は朝から雨。まったく、たまの連休くらい晴れさせろーーー。
あいにくホテルにはなんのアミューズメント施設も無いので、雨のしのげる観光スポットに行く
ことに。候補に上がったのが「絵本の森美術館」。
ここにまたもやタクシーで出向く。
しかし軽井沢のタクシーは高い。あっという間にメーターが動くのだ。ひどいときなんか960
0円も払った。ぼったくってない?まあ、私のお金じゃないからいいけどさあ。(笑)
そういえば、このタクシーの運ちゃんは話好きであった。
「何てことない湖を、キレイだとTVで放映した途端、次の日から人が溢れる」とか「たいして
旨くもない山中のパン屋がTVで放映された途端、その路地が大渋滞する」とか「TV取材スタ
ッフが乗り込んできて、旨い店を聞くので、適当に答えたらそこの店が大繁盛した(^^;」とか、
いろいろと話してくれた。結局運ちゃんが言いたかったのは「TVの影響力は大きい」と「TV
を信じちゃいけない」の2点であった。(笑)
さて、長話に付き合っているうちに到着。
みんな考えることは同じようで、絵本の森美術館は混んでいた。
ここは、世界の絵本(といっても絵本1ページと解説があるだけ)が展示されていて、なかなか
楽しい。建物の雰囲気もいかにも高原という感じで、オシャレだ。
菜々子もここを楽しんでくれたようだ。(多分、、、、)
そういえば、久しぶりに「スーホの白い馬」を読んで涙した。(笑)
大雑把なストーリー
王様のお城で競馬が催されるというので、愛馬(白馬)に乗って駆けつけたスーホであったが、
お前みたいな身分のモノにそんな資格はないと、痛めつけらた上に馬を取り上げられてしまう。
命からがら逃げ帰ったスーホであったが、愛馬を失った悲しみは大きかった。
一方、その馬は王様の馬とされ、王を背中に乗せたが、暴れて王を振り落とし、逃げ帰ってしま
う。しかし、スーホのもとに辿り着いたときには、射られた矢によって瀕死の状態であった。
そしてスーホの胸中で絶命。
悲しんだスーホであったが、その夜、死んだはずの馬が光に包まれてスーホのもとにやってきて
こう言った。
「スーホ、私の骨や皮を使い、私を楽器にしてください。そうすれば、私はあなたと共にいつま
でも一緒にいられます。」
スーホは、早速楽器をつくり、人々の心に深く染みる音を奏でたそうな・・・・。
ちくしょー、あの王様に制裁を加えないことにはおさまらないぜ。(^^;;
スーホが米軍から武器を買い込んで、一人お城に乗り込むストーリーを作ろうかとも思ったがや
めた。(笑)
なんて言っているうちに、絵本の森美術館はおしまい、その近くのおもちゃ美術館に向かった。
が、入ってびっくり。そのおもちゃ美術館は小さかった。(笑)
木細工おもちゃメインのこの美術館は全部見て10分くらいで終わってしまう。
雨で他に行くところの無い人は是非どうぞ。(^^;
この頃から、天気が回復してきたので、思い切って「旧軽井沢銀座」に向かおう。
Chapter4 旧軽銀座を闊歩す
相変わらず、激混みしている一般道を避けるようにタクシーは別荘地をスイスイ進む。
うーむ、本当に車で来なくて良かった。
カーナビがあっても入って行きたくない路地かもしれない。(笑)
#カーナビないけどさあ。(^^;
そして、どうにか旧軽井沢銀座の入り口に降ろしてもらった。
降りて歩き出した途端、私の目に飛び込んできたのは「Ferrari」の文字。
FerraristaというFerrari&F1グッズの店である。
その瞬間、そこに向かって一直線に突き進んだことは言うまでもない。(^^;;
ちなみにここが私の軽井沢での一番の思い出である。(笑)
ここはF40のピストンヘッド(15000円)、F1の100勝記念の641(1/43)の
ミニカー(29800円)なんかが置いてあるマニアックな店であった。素晴らしい!
ここで白のフェラーリTシャツを購入。(笑)すっかりミーハー野郎(^^;
29800円のミニカーも衝動買いしそうになるが、なんとか持ちこたえる。(^^;;
旧軽井沢銀座の通りに入らずして既に破産するという悪夢を回避した私は、ようやく本日のメイ
ンイベント「旧軽銀座歩き」を開始した。
どう言えば言いのだろう。「高原の原宿」という感じか?
人々はクレープやソフトクリームを片手にショッピングしている。
まさに「私の思い描く原宿」(笑)
途中ビールを飲んだり、買い物をしたりして、この銀座の終点まで辿り着いたので、そこからま
たタクシーを呼んで(既に私の携帯にはタクシーの電話番号がインプットされている(^^;)帰路
に就いた。
ホテルに帰る途中、日本全国に数ある「白糸の滝」のうちのひとつを見学。
ここは、富士にあるオーソドックスなものと違って、岩の間の粘土層から水が染み出して滝にな
っている。滝の高さはせいぜい2〜3mくらいであるが、横に広い。
普通、滝と言うのは、川が段差を落ちる形態であり、滝の落下開始点よりも上は空間になってい
るものであるが、ここは水が岩から染み出している為、その滝の上にも岩があり、しかもその下
の滝を微塵も感じさせないくらい立派に草木が生えている。
(大きな岩の真ん中を水平に切って、その下には滝、その上には山がある、と考えてくれればわ
かりやすいだろうか?)
タダの割には、良いものを見せてもらった。
この晩も、日本酒を飲んだくれてから早々に眠りに就いた。疲れたらしい。
Chapter5 軽井沢を後にして
朝起きた。もう帰る日である。旅行とはいつも儚いものだ。
帰りはまたもやタクシーで、駅前まで送ってもらった。
今回の旅行はタクシー代だけで40000円程度払っていると思われる。(^^;;;
この日は霧が出ていた。軽井沢名物らしいが、Tシャツ+Gジャンでもかなり肌寒い。
そう言えばこっちに来たときにびっくりしたがまだ桜が咲いているのだ。つつじはまだらしい。
浜松なんかつつじも終わってるのに。やっぱり軽井沢は高原なのだと再確認した。
北軽井沢なんかは標高1300〜1600mなんだそうだ。
さて、なんとか軽井沢駅に到着してお土産を漁り、オギノヤの釜飯を購入したあと、寒いホーム
に別れを告げて、軽井沢を後にした。
帰りは大宮から静岡まで菜々子嬢が寝続けてくれたお陰で、静かなお昼寝タイムとなった。
車だと昼寝できないもんねえ。うーーん、気持ち良い。
そして3時間後、我々は浜松に降り立っていた。
私は、さっきまで軽井沢にいたのが嘘のような、不思議な感覚に包まれていた。
Epilogue
浜松に着いたら、そこは浜松祭りの真っ只中であった。
今年は参加できなかったが、祭りラッパの音になんとなくホッとした。
やはりGWは家でごろごろしているに限る。(笑)
どこに行っても混むもんねえ、って毎年言いつつもやっぱりどこかに行っちゃうんだよなあ。
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